街角やお店のショーウィンドーに、カボチャやオレンジ色の飾り付けが目に付く季節となりました。
商業的には、すっかり日本にも定着したかのようなハロウィンです。
花市場でも、9月末から、アレンジやディスプレイ用のいろいろなカボチャが、売られています。
その多くが北海道で生産されているのですが、今年は、不作で、量、数とも少ないということです。
そういったわけで、残念ながら今年はお値段も高めです。
10月のレッスンで、カボチャを使ったアレンジを予定していますのでお楽しみに!
さてさて、ハロウィンって何? と思われる方のために、ハロウィン・ストーリィを書いてみました。
6年ほどですがロンドンに住んでいた時期があって、ハロウィンが近づくと、テレビや雑誌などにハロウィンのことが取り上げられていました。
それらを私なりにまとめてみましたのでどうぞ。
*ハロウィン・ストーリィ*
ハロウィーンは、もともとは ケルト人たちの 夏の終わりのお祭りでした。
現在では、主にウェールズ地方や、アイルランドの人々です。
キリスト教が普及する前、ケルト人たちの信仰していたドルイド教 the Druids の死者のお祭りでした。
大昔は、ヨーロッパの人々は、死者の魂が、ハロウィンの夜に、死者の家族や親戚を訪れると考えていたのでした。
中世になって初めて魔女のイメージというものが一般的になって、それがハロウィーンと結びついたと考えられています。
スコットランドでは、魔女の人形がハロウィンの夜に燃やされていたそうです。
このようなことが、移民先のアメリカでの トリック オア トリート trik-or-treat の習慣のもとになったわけです。
halfins と呼ばれるお面をかぶった男の子たちが 「 お菓子をくれないと、いたずらするぞ! 」 と言いながら家々をまわって、おかしをねだります。
イギリスでその様な習慣がされるようになったのは、わりと最近のことです。
ハロウィンは、何だか日本のお盆にとてもよく似ていますね。
しかしながら、当時、ハロウィンの夜に、いたずらにかこつけて、付け火がなされたり、様々な犯罪、事件が起こったりしたため、問題視されていたことも事実です。
子供たちの学校から、ハロウィンの夜には近所の家を回らないようにと先生から注意があったりしました。
ハロウィン・パーティは、子供たちのためのものという感じがありますが、大人たちも仮装などをして、楽しむこともあるようです。
ただアメリカほどには盛んではありませんでした。
むしろ その後の11月5日の ガイ・フォークス・デイ が子供たちにとっては、大きなお祭りで、あちらこちらで、焚き火を炊いたり、花火を打ち上げたりして、楽しんでいたように思います。 ( bonfire night )
ハロウィンは、私たちの歴史とは直接つながりがありませんが、秋の収穫の時期に、楽しいわくわく感をもたらしてくれますね。
これから秋が深まり、良い季節。
お互いに、食べ過ぎに気をつけましょう・・・